浜田電機「IoTが大きなチャンス」浜田 健太郎 代表取締役社長

2017年3月期の売り上げは前年同期並みで推移している。上期に比べると、下期の動きがあまり良くないが、18年3月期は前年度比5%増ぐらいを目標としたい。

17年は、東京オリンピックに絡んだ需要増に期待している。また、IoTなどが絡んだ投資の動きにも注視していきたい。以前より弊社は情報機器とFA機器の2つの領域を切り分けて製品を扱ってきたが、近年ではこの領域の垣根が無くなりつつあることを実感してきている。

従来、情報機器のカテゴリーとしてネットワーク関連機器を取り扱ってきたが、最近はカメラ、ハブ、ルーターなどの製品も、FA機器に組み込まれIoTの提案を求めるニーズが増えはじめている。こうした要望に違和感なく取り組みができるという点では、当社の特徴が相乗的な効果につながっていると感じている。

ネットワーク機器は使用する環境・用途によってコスト、スペックを考慮した提案が必要になってくる。弊社のこれまで培った経験と、豊富な取扱品目が、産業機器へ向けたIoT対応に生かすことが出来ているので、これらの引き合い増加を更なる追い風と感じ、取り組みを強化していきたい。また、ユーザーの業種は問わずネットワーク機器が増えることにより、セキュリティへの対応が重要性を増していくので、セキュリティ面にもしっかりと対応して、アドバイスをしていきたい。

本年は昨年に続き、取り巻く世界情勢の変化が更に激しい年になると思う。以前に比べると世界のどこかで起きた出来事により、我々が受ける影響が大きくなったと感じている。グローバルな視点を持ちつつ、しっかりとアンテナを張っておくことで、マイナスの影響を最小限に抑え、ビジネスチャンスを見逃さないようにしていく必要がある。

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