マコメ研究所「開発力武器に提案推進」沖村 文彦代表取締役社長

46期となる2016年11月期は、当社主力製品である磁気センサ・スイッチ、スケールシステムが堅調に推移した。欧州を中心に自動車業界向けの売り上げが好調で、期初の目標を達成することはできなかったものの、売上高、経常利益率ともに満足いく結果となった。無人搬送車(AGV)用ガイドセンサは、画像センサやレーザスキャナタイプが最近増えているものの、「敷設ラインがあることで、現場にAGVの存在や走行ルートを示すことができる」という声もあり、事業として次を見据えながらしっかり継続的に製品を開発・提供していく。

47期は新商品である変位センサ「MPシリーズ」の本採用に向けて動き始めているほか、MEMS技術を活用した傾斜計「CMシリーズ」も商品化が進み、測定範囲や出力仕様のカスタマイズを含めて対応できる点をユーザーに評価いただいている。また、船舶用センサの大口案件も確保できているほか、既存製品も堅調に推移するとみており、46期の売り上げにさらなる上乗せができることを期待している。

昨今のIoTの潮流に乗るための施策にも取り組む。当社が得意とする磁気センサ、磁気応用製品を中心に、それらの特性を生かした「メンテナンスフリー」という開発コンセプトに加え、新しい技術を積極的に取り入れ、付加価値をつけシステム提案を推進していく。また、大学や県工業試験場とも連携を進め、新製品開発、新市場開拓と同時に開発人員の採用にもつなげていきたい。さらに、販売力強化についてもHPの刷新によりユーザーに使いやすく見やすい情報発信を行いながら、人員の増強と各担当の提案力向上を推進する。開発力を武器にこれらの施策を推進し、今期もさらなる飛躍を目指していきたい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG