シナノケンシ「100周年に向け経営改革」金子 元昭 代表取締役社長

当社は2018年に迎える創業100周年に向けて「企業体質強化」と「ブランド認知向上」のために経営・ビジネス改革を進めており、16年も着実に前進できたと感じている。特に新分野開拓と収益力向上は大きなテーマで、新分野では参入障壁が高いと言われる自動車業界や医療分野にも採用が広がり収益力向上に貢献した。

マルチナショナルではなく、真の意味でのグローバル化も引き続き推進する。本社から一方通行の情報伝達ではなく、年に一度は部署ごとに一堂に集まりミーティングを行っており、情報をしっかり共有している。そのためには英語教育も重要で、引き続き推進していく。

製品単体ではなく制御や通信といった技術も活用し、安心・快適につながる提案も進める。

例えばPlexmotion(プレクスモーション)シリーズのCSB-BZシリーズは当社のベクトル制御技術を活用し、高出力・高精度・低振動・低発熱・省エネを両立させることができ、ステッピングモータの利便性を高めている。また、波形同期型ハイスピードカメラPLEXLOGGER(プレクスロガー)は高速度カメラ・データロガー・モニタをオールインワンにし、今まで見えなかったものの見える化を実現している。お客さまは「もの」が欲しいのではなく、何かを動かしたり、運んだり、見たりという「こと」を望んでいる。そのため、要望に応えられるシステム提案を一層強化していく。

約100年もの間経営をしっかり継続し成長できている当社の強みは、対応や品質を含めて「真面目」に尽きると感じている、これからもこの強みを大切にしながら、100周年を迎えるためにしっかり経営・ビジネス改革をやり遂げていく。

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