オーバル「流体計測で世界に挑戦」谷本 淳 代表取締役社長

2016年はラインアップを拡充したコリオリ式流量計を中心に売り上げは堅調に推移した。

石油化学業界においても業界再編などで将来的な市場規模の減少が予想されるものの、設備合理化のニーズも高い。停電時にも稼働できるエア駆動のバルブアクチュエータも受注が好調だ。

17年は中期経営計画「ADVANCE 2018」を着実に推進していく。

なかでも海外市場の開拓では米国キャメロン社と協力関係を深化させ、シェールガス&オイルが再び脚光を集めている北米を中心とした販路を開拓していく。また、東南アジアでは固定式のプラットフォームに代わり新しい海洋油田生産方式として注目されているFPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)向け流量計に期待している。

IT投資も積極的に行う。17年には販売管理、生産管理の新システムを稼働させ、業務効率化によって最適な人員配置を目指す。IoT化の流れはさらに進展すると見ており、基本となるセンシング技術に磨きをかけながら、製品にも自己診断機能を搭載するなど、ソリューションにつながる取り組みを継続していく。また、4社協業のBLUEDEの取り組みとして相互の販路活用を進めるほか、代理店との関係強化として営業同行や勉強会の実施、インセンティブの導入も推進する。もちろん装置メーカーとの関係も深化させる。充填・ブレンディングといった機器単体だけではなくシステムとしての販売も注力する。

当社は水、油、空気の3液種類全てで流量計に関するJCSS認定を受けている唯一の事業者として、流体計測を通じ安心・安全を提供し社会貢献につなげながら世界に挑戦していきたい。

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