FA(産業)用コンピュータ 年平均3%伸長、16年度は1068億円

非製造業部門で利用拡大 医療系が堅調

FA(産業)用パソコン・コンピュータは、工場の生産用からインフラ設備の制御まで幅広い分野で使用されている。特に最近はスマートファクトリーや産業向けIoTの中核製品として需要増が大きく期待されている。

一般的に産業用コンピュータは、工場の製造現場や重要な設備の制御装置など、長期間稼働を停止することができないシステムに利用されることを前提に設計されている。このため、マザーボードや電源などの重要なパーツには、より高い信頼性と耐久性に優れた部品が使用されている。工場の製造現場や産業機器に組み込み用として使用される場合、振動、高温多湿、粉じんの発生など、過酷な使用環境下に置かれることが多く、高温に耐えられるように吸排熱を重視した設計や、粉じん対策が施されている。

インターフェースについても増設コストを減らすため豊富なシリアルやUSB、拡張スロットを搭載。画像処理ボードやモーションコントロールボード、A/D変換ボードなど用途に応じて使用する。

ミック経済研究所によると、市場規模は2015年度は1044億円で、16年度は1068億円と推計。年平均2.9%で伸び、20年度には1155億円まで拡大する見込み。非製造業部門での利用が伸び、特に医療系での利用が広まっている、としている。

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