ブラザー工業 マシニングセンタ用 ロータリーテーブル発売 医薬・医療など自動化に最適

 

ブラザー工業は、コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO(スピーディオ)シリーズ」に搭載することにより、加工物の一回のセッティングで複数面加工が行える「ロータリーテーブルT-200」を発売した。
同社は「SPEEDIOシリーズ」を2013年から販売しているが、今回のロータリーテーブルを使用することで、様々な方向から加工する必要がある自動車部品などを、一回のセッティングで加工できるようになる。作業回数の削減により生産性の向上に役立つ。
SPEEDIO専用に設計されており、SPEEDIOのコントローラで直接動作させることが可能。
動力モータの回転運動をテーブルの回転運動に変換する機構部の摩擦抵抗を削減し、バックラッシ(機構部に発生するガタ)を防ぐ構造を採用、最高テーブル回転数毎分100回転を実現した。クランプレス加工も可能で、小径穴や小径タップなどの負荷の小さい切削加工の場合、メカニカルクランプを使用しないサーボクランプ状態での加工が行える。
その他、①高い精度での割出が可能②偏荷重に強い構造で治具のセットアップが容易③摩擦抵抗の少ない内部構造による長寿命化④ゆりかご治具に最適なサポートテーブルを用意-などの特徴がある。
ロータリーテーブル仕様の基準穴径は70ミリメートル、センタハイトは20ミリメートル、減速比は20分の1。最大積載質量は100キログラム。
標準価格は102万円。

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