第12回国際物流総合展 IoTなど未来志向 456社2077小間が出展 輸送の高度・効率化へ

アジア最大級の物流・ロジスティクス専門展示会「国際物流総合展(LOGIS-TECH TOKYO)2016」(主催=日本ロジスティクスシステム協会、日本能率協会など関連5団体)が、13日から16日までの4日間、東京ビッグサイト(東1・2・3・5・6ホール)で開催されている。2年に1回開催される同展には、今回456社2077小間(前回418社1701小間)と、社数、小間数とも前回を上回る規模となった。開場時間は午前10時から午後5時。入場料は1000円(招待状持参者、事前登録者は無料)。また、自動認識総合展の来場者も再登録すると無料で入れる。期間中5万5000人(前回5万4686人)の来場登録者が見込まれている。

12回目を迎える今回のテーマは「物流展でみつけよう~課題解決のネクストステップ~」。同展は、物流・ロジスティクスの高度化・効率化に不可欠な最新物流機器・システム・ソフトウエア・サービスなどソフトとハードが一堂に集結する。わが国を取り巻く経営環境は、グローバル化の進展や競争の激化といった大きな産業構造の変化に直面しており、企業においては、国際競争を生き抜くためにも、収益性の向上、環境負荷低減やCSR対応など、経営戦略の再構築が迫られている。さらに、昨今の深刻な労働力不足の問題は、企業や業種を問わず、産業活動全体に大きな影響を与えはじめている。

こうしたなか、在庫の適正化、物流コストの低減、生産性の向上を実現し、顧客満足度を高める“ロジスティクスの高度化・効率化”は、企業の持続可能な発展に寄与するものとして、その役割はますます重要なものとなっている。

今回も、産業車両、運搬車両、保管機器、仕分け・ピッキングシステム、パレット、情報システム、ロジスティクスサービスなどの最新の物流・ロジスティクスのソリューションが提案される。

「輸送品質を確保したい」「物流拠点を再構築したい」「輸配送業務を効率化したい」「庫内作業の省力化・省人化を図りたい」「サプライチェーン上の在庫を可視化したい」などの課題解決につながる必見の展示会といえる。

また、特別企画として「拠点進出ソリューション」、「環境にやさしい包装システム」のコーナーも設けられる。さらに、ロジスティクス講演会では、「ドローン」「IoT」「ビッグデータ」「AI」「ロボット」「省力化」「自動化」などをキーワードとした未来志向のソリューションや最新情報が紹介される。

プログラムは、13日(火)は「ドローンを活用した近未来の物流」=自律制御システム研究所 代表取締役野波健蔵氏、「ゴルフ場での物資搬送プロジェクトの紹介および今後の展望」=楽天新サービス開発カンパニー事業企画部向井秀明氏。
15日(木)は「物流とシンギュラリティ(技術的特異点)」=GROUND代表取締役社長CEO宮田啓友氏。
16日(金)は「物流コスト低減・環境改善を実現するロジスティクス・スマートソリューション」=豊田自動織機理事トヨタL&Fカンパニー伊藤寿秀氏と同産車用FCプロジェクト主担当員鈴木宏紀氏が行う。

同時に、計72セッションにおよぶプレゼンテーションセミナーも企画されており、すべて無料で聴講できる。

【主な出展分野と展示製品】
保管機器システム(自動倉庫、棚、移動棚、回転棚)、仕分けシステム、ピッキングシステム(ピッキングカート、デジタルピッキング)、物流機器部品(モータ、インバータ、タイヤ、ベルト、変速機、ベアリング)、搬送システム(コンベヤ、パレタイザ・デジタルパレタイザ、テーブルリフト、クレーン、ドックポート、チェーンブロック)、産業車両(フォークリフト、無人搬送車、高所作業車)、運搬車両(台車、キャスタ)、サードパーティロジスティクス(ロジスティクスソリューション、ロジスティクスコンサルティング)、保管・輸送サービス(複合一貫輸送システム、輸送・流通サービス、流通加工)、情報機器・ソフトウエア(ICタグ、バーコード、IDシステム、プリンタ、スキャナ、センサ、ラベリングシステム、POSシステム、EDIシステム、SCM/SCEM、受発注管理システム、入荷/出荷システム、在庫管理システム、輸送・配車・配送システム、運行管理システム、ERP、物流コスト管理システム、流通加工支援システム、管理分析システム、ITS、移動体通信システム、求車求荷システム)、エンジニアリング・コンサルティング(ロジスティクスエンジニアリング、インテグレーテッドシステム、シミュレーション、スケジューリングシステム)、その他。

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