ケーメックスが来月販売 EHEDG対応ケーブルグランド 食品機械の付加価値向上

独・LAPP KABEL社はケーブルグランド「SKINTOP HYGIENIC」を開発、日本ではケーメックス(東京都千代田区、亀田茂子代表取締役)が9月1日から販売を開始する。

食品加工業界では異物混入の防止、食の安全確保が重要な位置づけになっている。欧州では食品機械の設計ガイドライン「EHEDG(イーヘッジ)」の取り組みも盛んで、日本でも食品業界における機械設計の基準になりつつあるものの、電子部品レベルの対応まではなされていなかった。

ケーブルのコネクタからの脱落やゆるみを防止し、粉塵・水の侵入防止をするケーブルグランドは食品機械にも多数使われている。

新製品は部品レベルでEHEDGに適合、業界標準ともいえるECOLAB社の薬液洗浄試験に合格し、FDAの規格にも対応している。ステンレス素材で丸みを帯びたデザインを採用し、残存物がケーブルグランド周辺に残留することを防ぐため、機械の洗浄時間を短縮でき、食品加工メーカーの製造コスト削減に貢献する。

さらに、従来の塩化ビニール(PVC)の電線では対応できない強力な薬液に対しても反応しない「熱可塑性エラストマー」を用いたケーブル類も用意。あわせて採用することで、従来必要であったケーブルカバーなどのメカ部品を不要にし、装置自体のコスト削減やメンテナンス工数削減につながるため、食品機械自体の付加価値向上に寄与する。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG