画像処理用LED照明大手のシーシーエス(各務嘉郎社長)は、画像処理検査用LED照明「UV2シリーズ」のラインアップを拡充し、販売を開始した。新製品はUV照射による蛍光観察検査向けの製品で、従来販売していたワイドタイプに加え3倍の放射照度を実現したナロータイプを開発、離れた場所の検査に対応している。
主な用途はグリス、コーティング剤、接着剤などの塗布検査やインビジブルインクの印字検査など。さらに近年では、自動車部品、機械部品などキズやひび割れなどの欠陥検出のために、UVを活用する磁粉探傷検査や浸透探傷検査が増えている。しかし欠陥検出用途の場合、検査対象物と照明との距離が比較的長距離になるケースが多く、現場では高い放射照度の製品が求められており、新製品の発売により、金属部品などの磁粉探傷検査や浸透探傷検査にも使いやすくなる。UV2シリーズは「リング照明」「バー照明(集光タイプ)」「スポット照明」などからなり、サイズやタイプの違いをあわせ全16機種になる。価格は11万~38万円。