不連続戦線に異状なし 黒川想介 (38)

2016年2月17日

■今こそ衆寡の用を知る 現状打破する弱者の戦略 孫子の兵法書に「勝と知るに五あり」というのがある。この「勝」は戦場における勝利の条件という意味で記してある。 その1は、前回述べた「もって戦うべきと、もって戦うべからざる者は勝つ」であり、しごくもっともなことである。その2は、「衆寡の用を知る者は勝つ」というものである。直訳すると、兵力が多いか少ないかで運用の仕方を知るということであり、これもしごくもっともなことである。 孫子がしごくもっともなことをあえて言うのは、人はしごくもっともなことができないことを知っているからだ。現代の営業戦線では、まさに「衆寡の用を知る者が勝つ」を心して聞くべきことが多…