東京航空計器のモーションセンサユニット「GNAS」 航空機で培った技術結集し、ドローンの高性能化に不可欠な部品に

S世界中で話題の無人航空機・ドローン。産業利用が広がるなかで、機体のレベルアップ、いま以上の高精度・高信頼性が必要とされている。東京航空計器(東京都町田市小山ヶ丘2-2-6、TEL042-798-6611、若杉進二社長)は、航空業界で長年培ってきた技術を結集し、モーションセンサユニット「GNAS」を開発。ドローンの高性能化に欠かせない部品となっている。

現在、さまざまなメーカからドローンが出ているが、そこに使われているセンサや機器はホビー用途から発展したものが多い。産業用スペックを満たしているものはごく一部だという。

「今現在、小型のドローンに使われているセンサの大半は使用環境を選んでしまうものが多いが、産業用として使うにはどんな環境にも左右されない安定した性能が大事。外気温や激しい振動の影響はもちろん、衝突した際の耐衝撃性も重要になる」(将来事業推進室・石見浩伸プロジェクトマネージャ)。

それに対し、同社のGNASは、実際の航空計器で使われる技術とノウハウを基に開発したモーションセンサ。加速度、角速度、姿勢、傾きの測定に加え、GPSの緯度経度や速度計測も可能。動作温度範囲はマイナス40℃からプラス71℃。信頼性も抜群。「GNASには航空計器の専門メーカとして70年以上も培ってきた技術を注ぎ込んだ。また、東京大学とJAXAとの共同研究で開発した演算アルゴリズムを搭載しており、長期間使用した後でもズレがほとんど発生しないのも特徴だ」(栗原寛典マーケティンググループリーダ)。

東京航空計器同製品は、取り付けるだけで高精度に物体の運動データを収集できるので、すでに自動車の運動性能評価や鉄道の乗り心地計測としても使われている。ロボットメーカの動作制御のチェックなどからも多くの問い合わせが寄せられ、手ごたえを感じているという。

隅田和哉マーケティングエンジニアは「ドローンや自動運転車、産業用ロボットは、その動作を正確に何度も実行できなければならず、安定して運用できることが絶対条件である。GNASはそれに対応したモーションセンサだ」とし、石見プロジェクトマネージャも「これからは安全と信頼がキーワードになる。当社は多くの命を預かる航空機の仕事をしてきた。そこで鍛えた安全技術を新しい分野に展開していく。その手始めとなるのがドローンで、それ以外にも拡大していきたい」としている。

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