ヒルシュマンオートメーションアンドコントロール グループ拠点を集約 シナジー効果を狙う

ヒルシュマンオートメーションアンドコントロール(東京都中央区日本橋1―12―8、TEL03―6848―6390、堀本哲也社長)は、11月から本社機能を移転し、営業を開始する。

同社は米国ベルデングループの中核企業で、日本国内でも産業用イーサネット製品で高い評価を得ている。ベルデン社は1902年設立、グループ全体の2013年度売上げは約21億2100万ドル(約2300億円)。

今回の移転は、日本国内の都内にあるグループ拠点を1カ所に集約することで、シナジー効果の発揮を目的としている。

産業用スイッチ及びコネクタが主体の「ヒルシュマン」、産業用スイッチの「ガレットコム」、セキュリティルータの「トフィーノ」、ケーブル全般の「ベルデン」、産業用コネクティング機器の「ルンベルグ」、放送用映像機器の「グラスバレー」「ミランダ」「テレキャスト」などが日本橋に集結する。

個々のブランドが持つ強みを「BELDEN」としてさらに総合的に提案・サポートを行うことで、顧客にとっての利便性も向上する。例えばネットワーク化、情報化が進む工場・ビル管理業界においても、通信機器だけではなく、接続用のケーブル・コネクタ、さらにはイーサネットHUBなども同一ブランドでまとめて導入することが可能になる。それぞれの機器を個別に導入する場合と異なり、機器間の接続検証、導入後のサポートなども「BELDEN」から一括で受けられるため、システムベンダー、ユーザーともに機器選定のリスクを最小化することが可能。

日本法人はグループ全体で約100人が在籍。現状は数社に分かれているが、将来的に「ベルデンジャパン」として統合することを視野に入れており、人員も増員予定。

堀本社長はインタビューで「最新技術を用いた信頼性のあるネットワーク構築を行い、BtoBに特化した高品質なサービスを提供、マーケットリーダーとして今後ともシェア拡大を目指す」と述べた。

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