ラピスセミコンダクタ リチウムイオン電池監視LSIを開発 NMOS充放電方式と14直列セル対応を両立

ロームグループのラピスセミコンダクタ(横浜市港北区新横浜2―4―8、TEL045―476―9212、岡田憲明社長)は、業界で初めて高電圧側NMOSFET制御方式と、14直列セル対応を両立した、リチウムイオン電池監視LSI「ML5236」を開発、サンプル出荷を開始した。リチウムイオン電池監視システムの高信頼化と小型化に貢献する。サンプル価格は700円。

ML5236は、最大14直列セルまでのリチウムイオン電池監視システムに対応。80Vという業界最高クラスの耐圧で、より高電圧のシステム構築が可能。プラットフォーム共通化を実現した。高電圧側(14直列最大電圧基準)で、NMOSFETによる充放電制御を実現した。

システムの信頼性を向上させる2次保護機能を搭載。従来、複数のICに分散していた電池監視機能、保護機能を集約。リチウムイオン電池監視システムに必要な、監視機能(電圧、電流、温度、充電器・負荷接続)を1チップに搭載し、シンプルな電池監視システムを実現。

2次保護機能により、リチウムイオン電池の監視をしながら、LSI単独でショート電流検出保護と、過充電検出保護が可能となっている。マイコンに依存せず、電池監視システムの信頼性向上に貢献する。

測定値は内蔵A/Dコンバータによりデジタル化し、SPIにより外部に送信。シンプルでノイズの影響を受けにくい。

同社では、簡単に評価ができる評価ボードとソフトウェアを用意。同社ホームページからユーザー登録するだけで、様々なマニュアルやツールが利用できるサポート体制を採っている。

主な用途は、電動自転車、蓄電システム、無停電電源装置など。

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