ワールド 内製化推進 端子台の安定供給へ

2014年9月10日

ワールド(相模原市緑区橋本5―17―20、TEL042―703―6201、阿部慎也社長)は構造改革の一環として、内製化比率と直販比率を高めている。

同社は端子台を主力とする部品メーカー。宮城県に工場を持ち、高い製品精度と、カスタム品などの顧客対応力が強み。

近年製造業では、完成品のライフサイクルが短くなってきているものの、依然として部品の安定供給ニーズは根強い。ところが、ものづくりの現場では、部品供給元であるパートナー企業の協力が得られず、やむをえず生産中止になってしまうケースも見られる。「これではメーカーの責務が果たせない」(阿部社長)と考え、成型機ラインを新たに導入するなど内製化を推進。将来的には金型の自社生産も視野に入れ、さらに技術力を高めている。同時に、さらなる安定供給のため、素材を汎用的なものに変更するなど改善を進めている。

また、昨今「代理店」の存在意義が問われている中で、販売方法の改革にも着手。従来はほぼ代理店経由の販売であったが、現在は3割程度まで直販比率を高めている。ユーザーニーズを直接吸い上げて製品に反映、利益率の向上にも寄与している。ユーザーにとっても製品仕様、納期、価格交渉をスピーディに行えるとのことで、WIN―WINの関係を築くことに成功している。

阿部社長は「製造と販売の両面で自社比率を高めることで確実に安定供給を行い、納期とコスト対応力を高めていきたい」と語っている。