不連続線線に異状なし 黒川想介 (3)

2014年8月6日

日本の物づくりはどこに行ったのか、物づくり日本の復活、というフレーズがそこかしこに飛び交う日本の社会では、物づくりが国の威信にかかわるということであろう。 幕末に、伊予の国の職人が宇和島の殿様にペリーの黒船と同じものをつくれと言われ、西洋の指導もなく苦労の末に作ってしまったという物づくり力は、日本人に脈々と流れているものなのだろう。また80年代にはジャパンアズナンバーワンという本が世界を駆け巡り、日本人が誇りに感じたのは、優れた物づくり力を日本人は持っていると確認したからであろう。 西洋は物を生み出す力に長じているが、生み出された物を工夫に工夫を重ねて優れた物として作ってしまうのが日本である。…