半導体製造装置 15年度2桁伸長予測

日本半導体製造装置協会(SEAJ、丸山利雄会長)は、2014年度~16年度までの日本製半導体製造装置と、FPD(フラット・パネル・ディスプレイ)製造装置の需要予測を発表した。

半導体製造装置は、メモリーメーカーなどの底堅い投資継続を見込み、14年度は前年度比4・2%増の1兆1749億円、15年度は10・1%増の1兆2935億円と、13年度から3年連続のプラス成長を予測した。しかし、16年度は調整局面となり2・7%減の1兆2582億円と見ている。なお、13年度が9・7%増と2桁近い成長で1兆1278億円となった。

一方、FPD製造装置は14年度が、前年の高精細・中小型パネル用の大型投資の反動で、11・0%減の3100億円と減少し、15年度は中国の新規ラインが継続して計画されており6・5%増の3300億円、16年度は過剰投資の反動を懸念し9・1%減の3000億円と予測した。なお、13年度は3485億円となり、66・8%増の大きな伸びとなっている。

IMF(国際通貨基金)によると、世界経済成長率は13年の3・0%増から14年は3・6%増と予測、回復速度を増すと見られている。米国経済は個人消費と民間投資が堅調で、ユーロ圏経済も回復局面に転じる見込みである。一方、発展途上国の経済はここ数年の高い水準には達せず、2年連続で5%未満の成長(15年3・9%増、16年4・0%増)にとどまる見込みである。

電子機器市場は、スマートフォンやタブレットなど携帯情報機器が依然として成長の軸であるが、需要の中心は低価格製品に移行し、新興国市場を中心に成長を維持すると見ている。今後は、通信インフラや産業機器分野での成長を予測している。

世界半導体貿易統計(WSTS)の予測では、14年の世界半導体市場は13年秋季予測の4・1%増から6・5%増に上方修正された。PC不振からMOSマイクロプロセッサは低成長が予測されるが、ロジックLSIは7・1%増と堅調。メモリーも7・5%増を予測し、14年のプラス成長に続き、15年3・3%増、16年4・3%増と緩やかな継続成長を見込む。

FPD産業は、大型パネルの最大アプリケーションであるTV市場の成長が鈍化しパネル価格も低迷、パネルメーカーの中には14年第1四半期決算で営業赤字の会社も出ているが、今後、国内では4K化に伴う需要増に期待がかかる。中国でも新規ライン立ち上げ計画は継続して実行されると見ており、15年度の大型投資が期待される。

一方、スマートフォンやタブレット向けの高精細・中小型パネルは、成長が続くものの価格低下、需要減速が懸念される。

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