サンワテクノス 今年度も海外事業に力、売上の30%弱となる325億円を目指す

サンワテクノスは、今年度も海外事業の強化に取り組み、全社売り上げの30%弱となる325億円を目指す。海外売り上げの77%を占める中国に加え、タイ、マレ-シア、ベトナム、シンガポ-ルなどで拡販を強める。

同社は、2013年4月から第8次中期経営計画「JUMP1200」をスタ-トさせ、16年3月期売上高1200億円、経常利益470億円の達成を狙っている。
 
14年3月期は、売上高が前期比14・9%増の1013億円と初めて1000億円を突破し、営業利益が同41・5%増の32億円、経常利益が同36・5%増の34億円、当期利益が同42・6%増の22億円といずれも過去最高となった。

海外売上高は301億円と約52億円増えて、海外売上高比率も29・7%と1・5ポイント上昇し、30%に近づいてきた。

今年度も海外事業の拡大に取り組み、約8%増を計画している。このうち、タイでは昨年1月から子会社のサンワテスコムの日本人技術者を現地に駐在させるとともに、従業員数を倍の18人に増員してメカトロシステム部門を強化。設計、制御盤や加工品、治具の製作、プログラムの開発、部品供給、現地調整、アフタ-サ-ビスなど提供し、前期は153%増の14億円の売り上げとなった。今期売り上げも28%増の18億円を計画している。

こうした取り組みが好評なことから、同社ではマレ-シア、ベトナムなど他のアジア地域の拠点でもサ-ビス提供を行う方針だ。また、昨年8月に開設したベトナム事務所も、前期は1億7000万の売り上げがあったが、今期は4倍強の8億円を計画しており、販売会社への昇格も検討している。中国からベトナムに生産移転する企業が増加していることも要因になっている。

こうした海外事業の拡大に対応して、グロ-バルなロジスティック機能の強化拡充にも取り組んでおり、昨年10月国際物流拠点として「香港物流センタ-」を開設し、中国や東南アジアの顧客に電子部品の最短時間での出荷を行っている。将来は365日24時間体制のデリバリ-を目指す計画だ。

山本勢社長は「人件費の上昇もあり、企業が中国からASEANへシフトしている。マレ-シアでは古い設備のリニュ-アル、タイで省エネ化対応の投資が目立つなどチャイナプラスワンの動きが活発である。欧米経済の復活やメキシコなどでの投資が拡大している」と語っている。

NTTデータGSL

関連記事

お知らせ

工場・設備投資

人事

市況・マーケット

ページ上部へ戻る