ビー・エル・オートテック ロボットハンド用触覚センサを販売開始

産業用ロボットの周辺装置専門メーカー、ビー・エル・オートテック(神戸市兵庫区明和通3―3―17、TEL078―682―2611、南光秀晃社長)は、ロボットハンド用の触覚センサ「MTS」の販売を開始した。

MTSは、同社と兵庫県立工業技術センターが共同開発した。弾性素材の永久磁石を内包した柔軟層と、磁気抵抗素子(GMR)とインダクタを配置した基板層から構成。柔軟層に対象物が接触した時の弾性素材の変形に基づき、変形量/接触力/すべりなど、3軸の力の計測と検出が同時に可能である。

2種類の素子の出力を用いており、すべりや振動の有無検出とともに、力も高精度に計測する。センサを押す(柔軟層の圧縮)方向だけでなく、引く(柔軟層の引張)方向の計測も可能である。

さらに、柔軟層の形状や硬さ(弾性)を任意に変更・調整することができ、小さな力から大きな力まで計測することができる。また、同一基板上に複数の磁気式触覚センサを配置するセンサアレイを形成することで、分布型触覚センサにも応用できる。

柔軟層のサイズは、基板との接着面直径φ40ミリ、対象との接触面直径φ30ミリ。計測軸数は変位と力の3軸。精度は変位誤差5%、力誤差10%、すべり検出率90%。

応用分野は、ロボットハンド用の触覚センサ、ロボットの全身触覚センサ、ゲーム機や家電などの3軸アナログ入力装置、豆腐やプリンなど軟弱な対象物の物性計測や評価などに応用できる。

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