エニイワイヤ 来期売上高19億円目指す センサシステムなど拡充

2014年2月19日

エニイワイヤ(京都府長岡京市馬場図所1、TEL075―956―1611、鈴木康之社長)は、新年度の4月からを飛躍の年と位置付け、デジタルリンクセンサシステム「AnyWireASLINK」の強化と販売拡大を図るとともに、新規事業としてデータセンターや物流センタ向けに市場を開拓し、来期売上高19億円を目指す。

同社は2001年4月に設立、センサ・アクチュエータレベル対応の省配線システム「AnyWire DBシリーズ/同Bittyシリーズ」を中心に業容を拡大。

同年11月には、優れた事業プランを持つベンチャー企業として、「京都市ベンチャー企業目利き委員会Aランク」企業に認定され、ベンチャー精神と技術力を発揮してきた。こうした高い技術力が評価され、10年3月には三菱電機グループの傘下に入り、協業関係を強化してきた。特に、三菱電機が推進するセンサソリューション事業「iQSS」に対応する同社のデジタルリンクセンサシステムは、同社が注力するコンセプト「見える化から診える化へ」を具現化したもので、三菱のシーケンサや表示器とのセンサ制御がシームレスで結合でき、複数センサの一括管理や立ち上げ・パラメータ設定などが簡単に行える特徴を持つ。

さらに、センサの状態やエラーが表示器で把握でき、センサがレベル低下や故障する前に交換、調整が可能という予防措置・予知保全が可能で、ポカよけシステムと連動させてミスを低減させたり、従来のBittyシリーズなどにも応用できる。

また、セル生産にも対応し、電動ドライバーによるネジの締め忘れ検知といったトレーサビリティ分野にも応用できる。

すでに、自動車や半導体の製造ライン、搬送システムを中心に採用が拡大しており、現在も納入に向け数々の商談が進んでいる。今年はアプリケーションの開発に注力し、同システムをさらに進化させる方針で、販社の協力を得ながらさらなる普及拡大を図る。

一方、新規事業は電力監視システムをデータセンター向けに、コンベヤ仕分けシステムを物流センターなど流通業向けに注力していく。鈴木社長は「会社設立から13年経つが、三菱電機との間でベストな協業関係が構築できており、今年度は売上高16億円レベルに達しそうだ。来年度はセンサシステムをより開花させるとともに、『小回りを利かせ、顧客から生産現場の足回りをすべて任せられるような会社』を目指す」としている。