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理光産業 「理光フロートテクノロジー」に来年から社名変更海外市場深耕社内意識改革

フロート、レベルスイッチメーカーの理光産業(大阪府富田林市中野町東2―2―52、TEL0721―26―0511、梅津卓式社長)は、海外市場のさらなる深耕と新規市場の開拓を推進するため、2014年1月1日から社名を「理光フロートテクノロジー」に変更する。

同社は、独自の加工・ブレンド技術により、高精度の比重設定を実現した耐久性と信頼性に優れるフロート、フロートを採用したレベルスイッチ、水・オイル検知センサを中心に事業展開を行っており、大容量タンクから機器装置組み込み用まで、材質・機能・性能別に豊富にそろえている。

特に、自動車・自動二輪車向けでは、燃料回りの制御を支える重要な部品として国内はもとより、海外でも高い評価を得ており、ここ数年、海外からの受注が急増している。

現在の売り上げのうち、海外向けの直販比率は45%で、間接も含めると海外売り上げ比率は約70%に達する。

国内市場では、今年度からは既存の自動車分野に加え、建設機械や農業機械など、特殊車両を中心とした新規市場の開拓を積極的に行っており、成果が表れつつある。

社名変更はこうした海外市場へのさらなる注力と、国内市場の開拓、そしてそれに伴う社内の意識改革を推進するために行うもの。

すでに、国内では特殊車両などの分野で、市場調査を兼ねた営業活動を行っている。

特にエンジン回りや燃料の制御については、特殊車両ごとに製品の研究開発を行いながら営業を展開。

また、受注の増加に合わせ生産も、数年前から本社工場などの増設で増産体制を整えているが、来年以降も受注が増加するものと予想して、年末から人員の増強を図るとともに随時、小規模な増設を行う方針である。

梅津社長は「社名変更に伴い、社内の意識改革も行っていく。当社はパーツメーカーというイメージが強いが、今後は自社の技術をしっかりPRし、ステップアップを進める。新規市場の開拓は時間がかかるかもしれないが、自動車関連の燃料制御技術については自信を持っており、業容の拡充を目指す」と社名変更後への意気込みを語っている。