超高速情報検出デバイスSL-DAOT社、電通大と共同開発画像認識用ASIC実用化へ事業参画企業募る

情報技術ベンチャー企業のエイ・オー・テクノロジーズ(AOT社、千葉県柏市松葉町4―7―4、TEL04―7132―6229、井上克己社長)は、超高速・低消費電力の新型情報検出デバイスSLIDを開発、電気通信大学と共同で試作品を完成した。

昨年IEEE最優秀論文賞を受賞、今年5月に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実用化助成事業に採択され、画像認識用ASICの実用化に取り組む。画像認識技術が必要なロボット、制御機器、監視カメラ、自動認識メーカーなどと共同事業を展開するため、参画企業を募っている。

同社が開発した情報検出デバイスSLIDは、大量の情報の中から特定の情報の検索・認識・照合を超高速・省電力で行う半導体。曖昧さを含んだ情報の検出を、メモリベースアーキテクチャの並列処理の特徴を生かし高速かつ効率よく高精度で行える。国内外特許取得済み。

電気通信大学、同TLOキャンパスクリエイトとの共同研究で、情報検索能力はCPUに比べ1万倍の高速を実証。また、半導体開発メーカーの検討では、曖昧パターンマッチングは、ASIC化することで640×480ピクセルの画像を5μ秒以下で実現でき、従来の処理手法に比べ100万倍と超高速である。消費電力も1/1000以下と省エネ。

これまでのCPUによる情報処理という常識を覆すSLIDに対し、昨年8月に開催のIEEEベトナムセクションで最優秀論文賞を受賞、高く評価された。

NEDOの研究開発補助金を受け、来年2月をめどに取り組んでいる。

SLIDの画像認識用ASICは、ロボット、3次元立体計測、車両用追突防止、監視カメラ、バーコードリーダーなどの自動認識装置、医療用画像、ゲーム機などに活用できる。

ロボットや制御システムでは、画像認識・音声認識や大量のデータを知覚して最適な行動を決定する統計処理が組み込まれているが、SLIDの画像認識用ASICを使用することで処理を高速化でき、さらにロボットの小型化、低消費電力も実現できるという。

ANSYS

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