オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

最大工作物寸法D850*H450㍉実現松浦機械製作所がマシニングセンタ

マシニングセンタやレーザ複合加工機などの工作機械メーカー、松浦機械製作所(福井市漆原町1―1、TEL0776―56―8100、松浦勝俊社長)は、最大工作物寸法D850×H450ミリに対応する、5軸制御立形マシニングセンタ「MX―850」=写真=を発売した。

マシニングセンタは、自動工具交換機能を持ち、目的に合わせてフライス削りや中ぐり、穴あけ、ねじ立てなどの異種加工を1台で行うことができる数値制御工作機械。多数の切削工具を格納することができ、コンピュータ数値制御(CNC)により自動的に加工を行うことができる。

同社の5軸制御立形マシニングセンタ「MXシリーズ」は、2010年の販売以来、5軸機の基本性能とともにコストパフォーマンス、操作性・加工能力に優れ、全世界で累計200台以上の販売実績を挙げている。

MX―850は、市場の要望に応え、最大工作物寸法をD850×H450ミリ(従来品容積比1・8倍)、工作物許容質量500キログラム(同2・5倍)を実現した。

コンパクトサイズながら、高剛性と十分な加工エリア、作業性を確保。テーブルサイズも標準でD500ミリ、オプションでD700ミリ、D500ミリプラスフラットテーブルと3種類のテーブルを準備。

スピンドルは、1分当たりの回転数が主軸標準で1万2000、高速切削タイプ(オプション)2万、さらに重切削に対応する1万5000を準備。顧客の幅広いニーズに対応する。

機械前面からテーブル中心までの距離が500ミリと接近性に優れ、作業者の段取り操作時の作業性を確保。独自の衝突防止機能により、複雑な5軸操作も安心して行えるようになっている。

さらに、作業者支援ソフトウェアにより、操作性を向上。ユーザーの段取り・加工・保守・省エネなどをサポートする。