TEPが「新春懇談会」60人参加、新年へ力強く発信

東京都電機卸商業協同組合(TEP、堀内覚理事長)は、「新春懇談会」を東京ガーデンパレスで1日開催した。当日は、会員企業の社長や幹部社員をはじめ、賛助会員、各地区の電子部品流通協議会の会長、来賓など約60人が参加した。

冒頭あいさつに立った堀内理事長は「厳しい状況の昨年であったが、政権交代で風の向きが変わった。株が上がり、円も92円台となるなど日に日に春めいている。本日の講演は地産地消に長く取り組んでいる内容で、メーカー、流通の仕事にもぴたっとフィットすると思う。色々な仲の良い組合メンバーが日本経済の後押しに向けて力強く発進できるようにしていきたい」と述べた。

続いて新春講演会に移り、栃木県那須野ヶ原土地改良区連合の星野恵美子参事が「自然エネルギーで地域開発を」と題して行った。星野氏は、「米と電気は自分で創りたい」として、約20年前から農業用水を活用しながら自家発電設備を設けてクリーンな自然エネルギーを生み出し、地球温暖化防止に取り組んでいる。現在では、水力発電所6基をはじめ、太陽光発電所、風力発電所、家畜糞尿バイオガスプラントを運用しているほか、木質バイオマス利用発電所や太陽光利用の水素発生装置の開発なども検討している。地域の振興にもつながるこうした取り組みは、エネルギーを通した取り組みとして大変参考になる内容であった。

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