わが社の’13経営戦略 「見える化」需要を獲得

昨年を振り返ると、日本経済は停滞し、産業界の設備投資が抑制された1年であったが、当社はお蔭様で今4月期の売上高が前期比20%増加になりそうである。

部門でみると、ソリッドステートリレーなど産機事業は、食品機械、インフラ関係向けが堅調に推移したものの、半導体製造装置など向けが減少して厳しい状況が続いており、今4月期売り上げは昨年並みであろう。昨秋から自動販売機向け新規納入が始まったのは来期につながる好材料である。環境事業は、電気代値上がりで省エネ、節電対策ニーズが高まり、電子ブレーカーなどが伸長している。今4月期売り上げは30%増加の見込みである。

今年の景気見通しであるが、依然厳しいと見ている。今4月期の伸びには及ばないが、14年4月期は全体で15%増を計画して臨みたい。

産機事業に関しては、セットメーカーが活況になって、我々部品メーカーも上向くが、現在のところ動いている市場が見当たらない。半導体、アミューズメント、工作機械、太陽電池などの業種も良くない。このような背景のなかで、当社の強みであるニッチ市場を開拓し、付加価値を高めて販売する。カスタム対応に注力して、14年4月期の産機事業は2桁増加を図りたい。新規の自販機向けが貢献するほか、食品機械は引き続き堅調に推移する。新規には理科学機器向けを開拓していく。

環境事業は、業績のけん引役を期待している。2桁増加を狙う。東京電力の値上げに続き関西電力、九州電力が申請するなど節電対策が強まる。電子ブレーカー、遠隔監視システムEneSEE、照明器具「eひかり」シリーズを積極的に拡販する。ラインアップも充実する。

ところで、当社は41期目に入った。利益を出し続ける会社がお客様の信用を得られ社員も幸せになれる。そのために、より一層、国内でのモノ造りを大事にしていきたい。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG