FA(産業)用パソコン・コンピュータ 競争力ある製品提供がカギ

2013年1月9日

FA(産業)用パソコン・コンピュータは、信頼性の高さ、メンテナンス性の良さなど汎用パソコンとは異なる特性が、ユーザーの高い評価につながり、着実に市場を広げつつある。現在の市場規模は、FA(産業)用パソコンが250億円前後、パネルコンピュータが80億円前後と推定されているが、社会インフラ設備や連続稼働用途などを中心に裾野が広がっている。これまでは国内市場を中心に展開してきたが、最近は海外市場でも引き合いが増えつつあるといわれ、需要増になっている。

FA(産業)用パソコンは、高温・多湿、油滴・水滴が飛び散るなどの悪条件下での使用といった耐環境面や、プレス機・多軸モーション制御などが近くにある際の耐振動面など過酷な現場でも、長期間安心して使えるのが、汎用パソコンなどとの大きな違いであるが、これだけでなく、長期間のサポートを受けられる体制も大きな特徴だ。産業機器や社会インフラ用途では納入後は長期間継続的に使用されるだけに、それに耐えうるバックアップ体制が重要で、それがさらなる安心感につながってくる。

製品の傾向は、小型・薄型・軽量化、処理スピードの高速化など、使いやすさと設置制約をなくすための開発が著しい。

特にCPUの高性能化はあらゆる面にプラス効果をもたらしている。

今後の市場開拓は、汎用パソコンとの間のミドル市場とみられており、長期間のサポート体制を確保しながら、いかに競争力ある製品を提供できるかが大きなカギとなりそうだ。同時に海外市場の開拓も今後の課題となってくる。