アズビル、空圧技術取り込むTACOを子会社化 グループの海外展開加速

アズビルは、AA(アドバンスオートメーション)事業の強化の一環として、11月30日付で空気圧機器・装置などの製造・販売を行うTACO(東京都板橋区高島平9―27―9、小川時明社長)の株式を100%取得し、完全子会社にした。2013年4月に社名を「アズビルTACO」に変更して、複数の役員を派遣する予定。TACOは1955年4月設立で、資本金1億円。従業員数130人。12年3月期の売上高は26億2400万円。空気圧機器、空気圧技術を利用した潤滑装置、検出器、医療機器、食品加工機器等の製造と販売を行っており、油を霧状にして必要最小限の供給で潤滑できる製品「ミクロンルブ」、自動車・家電の板金プレスで使われる方向切替弁、医療機器(酸素濃縮器)や半導体製造装置の真空ポンプ等で使われるレギュレータ、安全弁などで高い実績を持つ。

主力商品の「ミクロンルブ」は、自動車業界で使用する工作機械の高速スピンドルの噴霧潤滑装置として国内シェア90%を誇り、海外の自動車メーカーでも多く採用されている。

TACOの空気圧技術、特に霧化技術とアズビルの保有するセンサ技術、コントローラ技術の組み合わせで新たな価値をもつ商品開発につながるほか、アズビルとしても自動車・半導体市場および装置メーカーへの多面的なアプローチが可能となる。

また、TACOがすでに構築している中国、台湾、韓国、トルコ、スペイン、ポーランド、オーストラリアなどの販売店を通じた海外販売も強化できる。

■3年後30億円目標

TACOとして3年後に30億円の売り上げを目指す。

アズビル曽禰寛純社長は「これによって、AA事業の領域や品ぞろえ拡大につながるとともに、両社の保有する技術を組み合わせることにより、提供できるソリューションを拡大・強化できる。また、海外ネットワークの連携・活用により、azbilグループ全体の海外展開を加速していく」と語り、TACOの小川時明社長も「最近は『快適さ、健康と安全』面から人の生活を支える機器の開発に取り組んでおり、アズビルの経営理念である『人を中心にしたオートメーション』はまさに当社の目標でもある。azbilグループ各社との積極的協力を築くことで、この分野での進展を加速出来る」と語っている。

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