分岐点

2012年12月5日

若い頃、上司から「出来ません」「分かりません」とは言うなと教えられてきた。相手に対して失礼で以後会ってもらえないという意味もあるが、自分の成長を妨げるとの理由からである。課題を持ち帰って、いろいろ調べたりすると別の知らない世界が見えてきて、後々の役に立つことが何度もあった。

経験を積んでいくと、この段階を越えて、自分が先に情報を出す。有能なベテランになると、会社に必要な情報は必ず社内に発信し、顧客には大切と思われる情報を組み合わせて提案する。社内の人間関係がうまく進み、顧客との関係もますます深くなる。有能な人は、聞いて来れば答える形式は採らず、進んで発信するタイプが多いようだ。

立花エレテックは、ダボハゼ的精神を呼び掛けている。視野を広くし、発生する商談は何としても獲るという意志表示である。「当社では取り扱っていません」ではなく、「出来ます」と応じて取り組む行動は、顧客も過程を見ているもので、その出来不出来に拘わらず、いずれ商いにつながる。ダボハゼ人には情報が集まってきて仕事に充実感が出る。

来年は、「巳年」である。巳年は、草木の成長が極限に達し、次の生命が宿されるそうだ。市場はあちこちで胎動しつつある。その種子を掴み、成長を共に歩む希望の年にしたいものである。できれば、食らいついたら離さないマムシの精神で。もちろん、マムシの滋養を顧客と分け合うという意味である。