充電はスタンドで新市場

コネクタは、携帯電話、パソコン、デジタルカメラ、DVDプレーヤー、薄型テレビなどの家電や情報通信機器、パチンコ・パチスロなどのアミューズメント機器、自動車や鉄道車両などの車載向けに加え、半導体・液晶製造装置、工作機械、ロボット、食品機械などの産業用機器をはじめ、放送、通信基地、新エネルギー関連分野など幅広い分野に用途がある。家電用を除いて市場は拡大基調で推移している。

最近のコネクタの傾向は、超小型・スリムサイズ、低背化、最軽量化、SMT対応、カード用コネクタの増加などが目立つ。また、接触の安定性確保、環境・作業性に配慮した結線方式採用の取り組みも進んでいる。

産業用コネクタでは、高い密閉保護構造、作業性の良さ、安全性などが重視される。中でも水などが常時かかる食品機械用途では、IP68や、高温・高圧水にも耐えられるIP69Kといった保護構造が求められる。同時に、腐食などへの対応も必要となる。車載でも高い電流や電圧、激しい振動、急激な使用周囲温度の変化といったハードな仕様が求められる。電気自動車の充電スタンドでも新たな需要が見込まれている。

安全ニーズに応えたセーフティタイプのコネクタも浸透している。配線の接続作業時や計測業務時、あるいは配線接続部分での不用意な接触事故などを未然に防ぐ構造となっているのが大きな特徴で、工場、研究室、学校など様々な分野で使用されている。

工作機械や半導体製造装置などの産業機器で使用されるセンサ用コネクタでは、コネクタの標準化を図ることで、配線工数や在庫コストなどを削減し、トータルコストのダウンにつなげようというデファクト化への取り組みが進んでいる。

JSIAでは、制御盤内の多点コネクタの種類が多すぎるとして、PLCのI/O用で仕様統一する方向を打ち出している。

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