端子台は、プリント基板対応タイプを中心にしてインテリジェント化、薄型化、省スペース化、狭ピッチ化が進んでいる。

配線作業の省力化につながる圧着端子とバネを一体化したバネ式端子台は、各社独自のノウハウで製品展開を図り定着してきている。長期間の振動にも緩まないといった強みもあって、電車、バスなどの公共の輸送設備にも採用されている。

また、欧州式の圧着端子を使わないスプリング端子台も浸透している。作業性の良さと安全性などが大きなポイントといえる。国内メーカーでもこのタイプを品ぞろえしており、主流になっている。

日本配電制御システム工業会(JSIA)では、制御盤制作の省コスト化の点からスプリング端子台の工数削減効果や課題などで実証に取り組んでいたが、このほどスプリング端子台の合理化効果が実証されたとして、今後スプリング端子台も制御回路の配線の基本方式として、圧着端子+ネジ締めと同様推奨していくことになった。ただ、盤外部端子の配線は、電気工事業者によって行われることから、盤内側はスプリング端子台、盤外側は従来のネジ端子を持つ端子台として要請していくことにしている。

一方、コネクタ接続タイプ端子台でも、小型・軽量化が進展し、コストダウンも進んでいる。防爆構造タイプも注目されている。現場でのアース工事が不要で、非本質安全端子側の配線は電源2本とコネクタだけのため、配線工数の大幅削減につながる。国内の防爆規格やNK規格、さらに欧州のATEX、米国のFM、カナダのCSAといった海外規格にも対応している。

各端子台メーカーでは付加価値の高い新製品開発に注力しており、特に、省配線化、省力化ニーズを意識した開発が目立つ。

そのひとつとして、端子台の左右の極を分離できる2分割構造にした製品がある。電線を接続したままで端子台の取り付け・取り外しができるようになり、制御盤同士の接続が簡略化できることになる。分離した左右の極を一体化する時に誤挿入を防ぐための対策も取っている。複数の制御盤との接続や、制御盤の移設や交換時などにも、配線をいちいち端子台から取り外して、また再取り付けといった手間を省ける。

既設のPLCに接続されたケーブルをつなぎ替えることなく、新設のPLCに置き換えることが可能なPLC変換アダプタや、PLC対応の中継コネクタ式端子台も使われている。PLC変換アダプタは、作業工数が約5分の1に低減できるのが特徴。

一方、サージアブソーバー素子やリレー、スイッチ、断路器、ヒューズ、LEDなどを端子台に内蔵したハイブリッド端子台は、実配線作業が削減でき、スペース効率の向上が図れる。

リレーやサーキットプロテクタ、ヒューズ、スイッチを中継端子台に搭載し1ユニット化を図ったタイプや、中継端子台が不要な機能搭載型リレーターミナルなどが用途によって使い分けされている。

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