アズビル、中国に合弁会社ビルオートメ事業を拡大

アズビル(旧山武)は、中国市場でのビルオートメーション事業を拡大するため、中国政府が出資する中節能実業開発有限公司と合弁会社を5月に設立する。また、中国の建物弱電設備の施工・エンジニアリング会社、北京銀泰永輝智能科技有限公司へ資本参加し、azbilグループの子会社にする。

中節能実業開発は、エコ関連事業、省エネ政策の立案、実行を行っている中国節能環保グループの子会社で、工業団地などの投資開発を行うデベロッパー。合弁会社名は「中節能建築能源管理有限公司」で、同社が20%出資する。董事長と総経理は中節能実業開発有限公司から、副董事長と董事各1人と技術総監をアズビルから派遣する。ビルオートメーションシステムの販売と大型公共建物のエネルギー管理サービス事業を行い、5年後40億円の売り上げを計画。

北京銀泰永輝智能科技は建物市場の施工・エンジニアリングの有力企業で、インテリジェントビルの総合設計・弱電工事の一括請負、機器販売などを行っている。中国ローカル市場でのビル事業の拡大には設計・工事会社としての資格が必要となることから、資格を持つ北京銀泰永輝智能科技の董事長夫妻から同社の株式60%を取得し、子会社化するもの。アズビルから副董事長1人と董事2人、総経理を派遣する。5年後50億円の売り上げを目指す。

同社の中国におけるビルオートメーション事業の売り上げは2011年で約9億円。今回の施策を含め今後積極的に事業を拡大し、5年後には10倍強の100億円を目指している。 日本開閉器工業(大橋智成社長)は、中国・上海に100%出資のスイッチの製造販売子会社「恩楷楷(上海)无関有限公司」を設立、4月1日から営業を開始した。資本金は70万人民元。董事長には同社の青木明裕取締役が就任した。
同社は香港に日開香港有限公司を設置し、中国市場への販売とサポートを行っていたが、中国市場へのさらなる販売強化とブランド浸透に向け、中国本土に販売子会社を設立したもの。

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