IDECが4月発売クラウドサービスも

IDECは、太陽光発電システムの電力変換、モニタリングなどの電力マネジメントシステムとして、パワーコンディショナ「PJ1A形」、昇圧ユニット「PJ1H―K1形」、接続箱「PJ1H―H103・H104形」、モニタリングシステムセット「PJ1H―A1形」を4月2日から発売する。

同社が、長年培ってきた制御技術と、近年注力している環境ビジネスの経験を生かし、再生可能エネルギーの導入が急がれる国内市場を対象に展開するBtoBビジネスで、新しく「ソーラースマート事業部」として積極的な事業展開を行い、3年後30億円の売り上げを目指す。

事業内容は、太陽電池メーカーやハウジングメーカー、住宅設備業者などのシステムインテグレーターといった太陽光発電システムを展開する企業に対し、パワーコンディショナ/昇圧ユニット/接続箱/モニタリングシステムの機器を販売する。

さらに、発電と消費の状況を詳しくモニタリングするシステムや見守りサービス、ユーザー管理まで対応し、クラウドサービスを含む総合的な電力マネジメントとして製品とサービスを統括し提供する。

パワコンについては、産業用パワコン分野、特に電力デバイスと変換装置の開発製造・販売で長年の実績と豊富な経験、高い技術力を有する三社電機製作所(大阪市東淀川区、四方邦夫社長)と提携し、共同開発で製品化した。両社は今後も住宅用パワコンを共同開発する方針で、製造は三社電機製作所、販売はIDECが行う。

なお、昇圧ユニットやモニタリングシステム、クラウドサービスはIDECが製品化し、運用する。

パワコンの特徴は、定格電力4kWのコンパクトサイズ(幅420ミリ×高さ280ミリ×奥行き127ミリ)で、設置は左右密接取り付けが可能で狭い場所への取り付けが可能。電力変換効率は、新開発のパワーモジュールの採用で95%を実現。図書館内と同等レベルの35dB以下の静音設計で、災害などの停電時でも自立運転機能により、1・5kWまで電力供給が可能。さらに、最大420Vまでの高電圧に対応し、接続できる太陽電池モジュールの選択肢が拡大。4台並列運転可能で16kWクラス(4kW×4台)として使用でき、最大3台まで直接配線できる。

その他、設置条件により個別に違う日昇起動時間の発電パターンを学習する機能で、素早い発電開始ができる。

昇圧ユニットと接続箱は、屋外・屋内設置両用で住宅外観を損なわない統一されたコンパクトデザイン。3回路/4回路を完備し、大電流10A回路対応で、太陽電池モジュールの最大数配置を実現する。

モニタリングシステムセットは、発電や消費電力量、売買電気料金などを、自宅のテレビ/パソコン/スマートフォンなどで、いつでもどこでも確認できる。ユーザーごとの発電・消費電力やパワコンの稼働状況を、個人別ホームぺージに保管でき、地域別の天気予報も同時に表示する。

電力変換システムの稼働状況を見守り、異常発見時には警報通知する安心サービスで、施工情報などユーザー管理に活用できるデータベース機能も有している。

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