因幡電機産業は、インターネット経由で家庭のエネルギー使用量が把握できる機能を標準搭載した、ホームエネルギーマネジメントシステム「エムグラファー」を、3月1日から中小の住宅メーカーに向けリニューアル発売する。初年度の販売目標は1000セット。
エムグラファーは、環境省の「うちエコ診断検証事業」における対象機器に選定されたホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)。発売以来、環境意識の高いユーザーから好評を得ており、これまで累計で500セットの販売実績がある。
リニューアルされたエムグラファーは、Web連携機能で、スマートフォン・パソコンから節電状況がチェックでき、見える節電対策とWeb連携により、HEMS機能をより高めた。
電気のほか、水道・ガスの使用量が計測でき、部屋ごとのエネルギー使用量を計測することができる。モニターにLANポートを搭載しWeb連携が可能となる。
目標達成モニターにより、節電目標・達成状況を見える化でき、学習機能搭載でエネルギーの使い過ぎや電気の消し忘れを警告する。
さらに、太陽光発電システムや燃料電池を組み合わせてのスマートハウスも実現可能で、将来的には同社が発売している蓄電池システムとの連携も視野に入れている。
昨年の大震災以降、次世代型の省エネ住宅であるスマートハウスが注目を浴びており、同社では、その中核となるHEMSと太陽光発電や燃料電池などを組み合わせた、賢く快適な住まいづくりをサポートしていく。
なお、同社では2月29日から東京ビッグサイトで開催される「エコハウス&エコビルディングEXPO」に、エムグラファーやリチウムイオン蓄電池「G―LiFeセーブ」、太陽光発電システムなどを出展する。