分岐点

スマートコミュニティ構想は、従来の電力に風力、太陽光発電など新エネルギーを加えた供給側の系統電力と、エネルギーマネジメントシステム導入の工場、ビル、家庭、電気自動車など需要側を中央の情報制御HUBで連携・コントロールする地域社会である。

これは、現在の電力会社による中央制御一辺倒型から、中央制御と分散制御並立型への展開である。工場、ビル、家庭などは電力使用量が個別単位で可視化でき節電が期待できるほか、再生可能エネルギーの導入でCO2削減も促進される。世界的な潮流のようだ。

集中と分散の仕組みはFA部品・機器流通業界にも転用できるのではなかろうか。大震災から数カ月間、製造業の仮需が発生し、流通業界では調達で仕入先メーカーを巻き込んで大混乱した。遠方の西日本地区の商社まで影響を被った。近年、流通在庫が不透明化してきたことも混乱の遠因にある。

在庫管理は、メーカーを中央情報制御HUBと見立て、商社を分散制御にして見える化を図る。欲を言えば、全国の商社がIT技術を使いメーカーの製品をお互いに融通し合うシステムを構築したい。商社団体が中央情報制御HUBを目的とする法人を設立した方が情報漏洩を防止でき、より良いと思う。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG