わが社の’12経営戦略 省エネ関連で市場深掘り 三菱電機

2012年3月期の当事業部の売り上げは、前年度比110%ぐらいで推移している。商品によって増減があるが、サーボモータ、シーケンサなどが伸びている。

今年の市場見通しは、液晶、ソーラパネル関連の投資は難しい面があるが、半導体投資は抑制気味であったので、年明けから出てくるのではないか。電気自動車や車載用電池関連の生産能力増強投資が11年度から継続しており、12年度も緩めないものと期待している。さらに、タイの大洪水からの復興に向けた投資もまだ本格的ではないが昨年11月頃から出ており、今後需要拡大が見込める。

こうした市場不透明感の強い中で、今年は当社が裾野を広くやってきた施策が生きる時が来たと見ている。既存市場では市場の深掘りと他社からの切り替えを進める。特に深掘りでは、工場、ビル省エネ需要で、東日本大震災以降デマンドコントローラの注文が通常の3~4倍に増えている。また、電力使用を装置ごとに細分化して計測できるシーケンサの電力計測ユニットも好調で、今後省エネ支援機器と対策機器の両方で当社グループ企業を含めて提案を行っていく。さらに、鉄鋼分野の生産制御、港湾設備、建設機械、油圧の電動化など既存分野でも開拓途上のところも多い。

一方、新分野では新エネルギー、炭素繊維、医療・衛生などに取り組む。

顧客のグローバル化支援と指名活動も強化しており、アジアでは中国、タイを中心に日系企業を訪問、面の展開を行い、米国、中南米では自動車、タイヤなどの業種へ点の展開を進めている。12年度の売り上げは、まだクリアでないところもあるが、市場見通しを上回る同105%を目指したい。1月からサーボモータJ4シリーズ、ギヤードモータS―PMシリーズを発売するのをはじめ、表示器など新製品や、パートナー製品との連携にも期待している。

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