OKIセミコンダクタ低電圧でも安定出力確保専用送信無線LSIサンプル出荷開始

ロームグループのOKIセミコンダクタ(東京都八王子市東浅川町550―1、〓042―663―1111、岡田憲明社長)は、セキュリティ機器市場向けに特定小電力の送信専用無線LSI「ML7386」を開発、8月から月産30万個体制で量産を開始した。サンプル価格450円。

ML7386は、小電力セキュリティシステムの標準規格「RCR
STD―30」、及び426MHz帯域の一部の特定小電力システムの標準規格「ARIB
STD―T67」に使用できる。

10mWの送信時の電流は25・8mA、さらにディープスリープモードに設定することで待機時には0・1uA(100nA)という業界最小クラスの超低消費電力を実現。

送信パワーアンプ用の専用レギュレータを搭載し電流と電圧の最適化を実現。低電圧でも安定した送信出力と、電池駆動によるシステムの長寿命化を実現した。

入力電圧依存を抑えた安定した送信電力特性で、2・0Vで8・5mW以上の送信出力を維持する。

国内は426MHz帯域で使用できる上、周波数設定範囲は315MHzから450MHzで、日本以外の広い周波数設定範囲で使用できる。

既存システムへの追従性として、周波数変位、データ極性を制御レジスタで可変に設定できるので、2値FSKのシステムであれば、受信装置の要求に適合した送信波形を設定し使用できる。

電池駆動は、レギュレータを搭載しているので単一電源で動作可能。動作電圧も1・8Vからと低く、8・5mW以上の出力を要求する場合でも、2・0Vから使用できる。

周波数は、315~450MHzまで設定が可能。変調方式は、FSK/MSKの2値。

変調速度は2400/4800/7200bps。送信出力10mW。制御インタフェースはSPI。応用分野は、小電力セキュリティ機器、産業用無線リモコンなど。

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