仏・シュナイダーエレクトリックアンリ・ラックマン監査役会会長が「旭日重光章」を受章日本・フランスの交流に寄与

仏・シュナイダーエレクトリック社の監査役会会長のアンリ・ラックマン氏が、日本・フランス両国間のビジネスの発展と交流に寄与した功績が認められて、日本政府から「旭日重光章」の勲章を受けることになり、24日皇居で叙勲式が行われた。

ラックマン氏は、アーサー・アンダーセン社長を経て、1996年シュナイダーエレクトリックの取締役に就任。99年から06年まで社長を務め、06年5月からは監査役会会長などを務めている。

同社は日本で、ビルディング、データセンター・ネットワーク、一般産業、エネルギー・インフラ市場などの幅広い事業を展開し、環境に配慮しながら、最も効率的なエネルギーマネージメントを実現するための製品・ソリューションを提供している。

62年に駐在事務所を開設以来、50年近くにわたって日本の様々な企業とのパートナーシップを図り、グループ会社や支社を設立している。

現在、IT機器の電源、冷却、管理を含む物理インフラソリューションを提供するエーピーシー・ジャパン、産業用タッチパネル(操作表示器)、制御機器の開発、製造、販売のデジタル、東芝とシュナイダーエレクトリックの合弁による産業用インバータの開発・設計・製造・試験の東芝シュネデールインバータ、富士電機とシュナイダーエレクトリックの合弁による受配電機器及び制御機器等の開発、製造、販売及びサービスを提供する富士電機機器制御の4つのグループ企業で約2700の人員を擁し、R&D、製造、マーケティング&セールスといった幅広い活動を展開している。

同社は世界中で事業を展開しているが、特に日本には優れた人材、パートナー企業、技術などがあり、10年度の全社売上高の24%を占めるアジア・パシフィック地域でも、戦略的拠点として大変重要なポジションとなっている。

今回の受章についてラックマン氏は「これまでずっと、日本とフランスの企業が強い協力関係を築けると信じてきた。それぞれの強みを活かし、相互に貴重な影響を与え合うことができる。両国は異なる企業文化を持つが、その違いを財産として今後さらに発展していけると確信している」と語っている。

同社は自らが提供するエネルギーマネージメントを通じて、消費電力30%削減を目指しており、戦略を強化するための重要な技術パートナーとして、今後も日本企業との協力関係を強化すると共に、日本への投資を続けていく方針。

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