取り付け後の固定金具が不要 東洋技研 57%の省スペース実現 スプリング式コネクタ端子台発売

接続機器大手の東洋技研(長野県岡谷市長地権現町4―8―7、TEL0266―27―2012、花岡孝社長)は、同社の7・62ミリピッチ・ねじ式コネクタ端子台と比べ約57%の省スペースを実現し、さらに独自のレールへのロック機構により固定金具が不要の3・5ミリピッチスプリング式コネクタ端子台「PCXシリーズ」=写真=を発売した。配電制御システムなどの小型化ニーズに対応することから、今後同シリーズの製品陣容を順次強化する。インターフェイス用コネクタ端子台はPLC、ボードコンピュータ、FA用パソコンなどの中継用ターミナルとして需要が増加している。

同社では、これまで、端子台ピッチ5ミリ、7ミリ、7・62ミリ、8ミリタイプをそろえてきたが、さらに省スペース化へのニーズが高まってきたため、今回3・5ミリタイプを開発した。

新発売の3・5ミリピッチスプリング式コネクタ端子台PCXシリーズ(40極、50極)は、大幅に省スペース化が図られている。同社のねじ式40極の寸法176ミリに比べ、101ミリ小さい75ミリになっている。50極も同様に216ミリから92・5ミリへ縮小。

独自開発のロック機構は製品をレールに取り付けるとバネで固定され、ロックボタンを押さない限りスライド移動ができない。そのため、固定金具が不要で作業工数を減らせる。この方式は業界製品で初めて。

端子台の結線ばね開閉用ボタンは「+」、「-」どちらのドライバーでもボタン操作ができ、電線挿入孔は棒圧着端子(フェルール)、撚り線、単線に対応し作業も簡単である。チェック端子には、φ2テストピンの挿入が可能である。

また、端子記名シール部は5極飛びに印字文字を反転(白抜き文字)することでコネクタナンバーを視覚的に認識し易くなってい
る。

定格電圧はAC125V、定格電流1A、絶縁抵抗100MΩ以上、耐電圧AC500V/1分間。

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