分岐点

3年前、上海浦東国際空港駅と龍陽路駅間のリニアモーターカーに乗った。社内電光表示板の数値がぐんぐん上昇する。期待していた時速400キロを超えたときは快感であった。初めて400キロの速さで見る窓外の景色の流れは、動体視力が追いつかないほど。横揺れも思いのほか少ない▼中国新幹線がテスト走行で時速486・1キロを記録した記事が日刊紙に掲載されていた。記者が驚いたのは速度よりも「中国の“パクリ新幹線"」の見出しである。記事には「車両はデザインも技術も日本の新幹線の“模倣"ばかり。そこには触れず、海外市場に売り込む作戦」との件も。知的財産権が侵されているかどうかまでは踏み込んでいない▼「模倣」という文字を使用することで、日本の技術力が優位にある位置を確認し満足しているかのような文章に見える。しかし、子供は習字にしても運動、音楽すべてにおいて習いから入る。それも、本物に接するのが良いと教育されてきた。基礎のうえに独自のものを考え加えて成長していく▼センサーやFA機器でも中国市場には日本製の模倣品が出回っているが、一部の制御機器ではシェアトップの中国企業さえ生まれている。技術進歩は日本より格段に速い。模倣対象の“本物"の地位に甘んじることなく、競合の出現ととらえる見方に切り替える時に来ている。

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