コグネックス 簡単、高精度化に対応アライメントシステムを発売

2010年11月17日

コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、TEL03―5977―5409、島清史社長)は、革新的なアライメント(位置決め重ね合わせ)性能を実現したアライメントシステム「In―Sight
AlignPlus(アラインプラス)」=写真=の販売を開始した。年間500セットの販売を計画。

新システムは、液晶や有機ELなどのフラットパネルや太陽光発電パネル、二次電池、スマートフォンなどの生産において重要なアライメント技術の微細化、高速化、高精度化を画期的に向上させた。

従来は、高解像度なカメラを複数台用い、より高分解能低歪レンズを適用しながら、高精度位置決め用の狭い視野に小さなターゲットマークを合わせ込むため、広い視野の粗位置決め工程を追加設置する場合が多く、そのため二重のワークロード時間と、複数台の高解像度カメラを使用することで演算時間増加、さらに複数回数追い込みによるアライメント処理時間の増加が生産能力のボトルネックとなっていた。

「アラインプラス」は広範な視野からでも、高精度なアライメントを標準解像度カメラで実現することができるため、粗位置決め工程が不要となり、低コストで生産性の向上を図れる。

これを可能にしたのは、専用のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を搭載した同社の画像処理システム上で動作するアライメントに特化したアプリケーションソフトウェアと、画像処理を用いた位置検出で業界最高レベルを誇る同社のPatMaxテクノロジ(特許取得済み)をベースに、今回新たに開発したステージ制御アルゴリズムを組み合わせたことによる。これにより、これまでにないアライメント精度を簡単設定で瞬時に実現できる。

しかも、機械のバックラッシ、ヒステリシス、熱膨張、偏荷重やうねりなど、装置の構造に由来する様々な個々の装置固有の機差を、アラインプラスがオートチューニングで学習するため、長時間を要するような高精度装置の精度追い込み作業を数秒に短縮でき、毎日のメンテナンス作業として実行することで、常に安定した高精度を実現可能。また、アラインプラスと三菱電機のモーションシステムとは高い親和性によって簡単にシステム構成ができ、位置決めに新たな領域を拓ける。

機種は精度によって3種類が完備。