コンテック モーション制御が可能機能拡張モジュールを開発

コンテックは、小型組み込み用パソコン「F&eITマイクロコントローラユニット」において、モーション制御を可能にする機能拡張モジュール「SMC―2DL―FIT」=写真=を開発、10月1日から発売する。標準価格6万4000円。

半導体製造装置や検査装置では、多軸ロボットやX―Yテーブル、ステージの回転など高度なモーション制御が必要で、既存の機能拡張モジュールでは適用が困難な場合があった。

新製品は、F&eITマイクロコントローラユニットにスタック接続し使用する機能拡張モジュール。パルスモータやサーボモータを使用した高度なモーションコントロールが可能となる。

パルスコントロールLSIに、日本パルスモータの「PCL6100シリーズ」を採用。ステッピングモータやサーボモータ(パルス列入力方式)をモータドライバユニット経由で制御できる。

各軸独立制御ができ、最大9・8Mbpsのパルス出力が可能。モータ制御用の指令パルスは、共通パルス・独立パルス・90度位相差パルスに対応する。

定速・直線加減速・S字加減速による連続動作や直線補間動作が可能。動作中に速度・目標位置を変更することもできる。エンコーダ入力回路は、差動出力・TTLレベル出力・オープンコレクタ出力と接続できるフィードバックカウンタも内蔵。

2軸の同時開始・停止制御、直線補間動作の同期制御、速度や位置のオーバーライドが可能。さらに、各軸に2個のコンパレータ回路があり、設定値とカウンタ値との比較が可能。また、コンパレータの条件成立中に信号を出力することもできる。

各軸に7点の汎用入力を用意。そのうち5点は、アラーム入力・位置決め完了入力・減速停止入力・カウンタラッチ入力・位置決め動作スタート入力としても使用可能。出力は各軸3点で、ソフトウェアによりアラームクリア出力・ドライバ偏差クリア出力・コンパレータ出力に切り替えることが可能。ソフトウェアにより論理の変更もできる。

プログラム開発は、Windowsシステムの開発手法がそのまま適応できる。さらに、同社のPCI
Express/PCI拡張ボードとAPI関数レベルで高い互換性を持っており、投資したソフトウェア資産の多くが活用でき、開発期間の短縮と工数の低減が図れる。

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