島津システムソリューションズ コンパクトなDCS発売消費電力も30%削減長期間供給でトータルコスト低減

島津システムソリューションズ(京都市中京区西ノ京徳大寺町1、Tel075―823―2830、竹下豊社長)は、DCS(分散型プラント制御システム)の新製品として、オープン指向制御システム「METRIS―G4/MS―ONE」=写真=の販売を開始した。価格はシステム規模により500万円から。売り上げ計画は、現在約10億円から3年後には1・5倍の15億円を見込んでいる。

新製品は、システムの信頼性や冗長化機能の確保、長期間の製品供給や修理対応といったDCSの特徴を活かしながら、PLC(プログラマブル・コントローラ)並みのコンパクト化を図ったもの。

監視操作機能、ロギング・帳票機能、エンジニアリング機能などを強化するとともに、CPUモジュールは手のひらに載るほどコンパクトになっており、消費電力も従来品比約30%削減している。

また、DCSの特徴である計装図面から直接制御プログラムに変換できる機能によって、図面とプログラムの一元管理ができ、システム構築のトータルコストを抑えることが可能である。

さらに、保守期間もオプションメニューを設けることで、最大18年間まで延長可能で、長期間安心して使用でき、ライフサイクルの長期化によりトータルコストダウンにも繋がる。

制御規模は、ループ制御で4800ループ、シーケンス制御で5万3000点(入出力)。接続台数はオペレータコンソールで最大16台、制御ステーションで20台。

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