工場の省エネ化を推進するフィールドネットワーク 3.なぜ今までエネルギー管理が普及しなかったのか?

工場の省エネに関しては、ユーザ、ベンダーとも、その必要性を理解し、今まで独自のやり方で省エネをすすめてきた。

しかし、現場機器単体においては省エネ技術を活用し、エネルギー消費を削減してきても、複数の機器で構成されるシステムとしての省エネはあまり進んでいない。

前述したような理由に加えて、省エネの実現方法として従来はハード的な接続を使うしかなかったのも、原因といえる。

図2で示すように、従来のシステムでは電源を切断するための外部リレー、そしてリレーを管理する追加の制御機器(コントローラ)が必要となる。

つまり、追加の配線が必要となり、さらには追加の機器を設置しなければならない。

また、省エネのため機器の電源を落とすような機能追加は一般的でないため、機能自体が手作りの独自仕様となり、結果として、省エネを実行するためのコストがかえって高くなってしまう。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG