分岐点

2010年1月27日

ある知人から、略称「SA」とは何かと尋ねられた。当然の顔をして、ショップオートメーションと答えたら、ドイツなどでは「サービスオートメーション」というと言われた。寡聞にしてまったく知らなかったが、構造をクラス6段階に分けた概念がすでにできているそうだ▼サービスオートメーションには介護分野やメンテナンス分野が入るのだろうか。サービス分野では、言葉を含む音声技術、無線・通信技術がどんどん加味された新たな自動化システムが登場している。センサーも3次元タイプが求められる。そして、新規格が制定される。ドイツ、フランス、イギリスなどは先を行く▼欧米は保険、環境、化学物質や安全規格でもそうだが、次から次へと新たな課題を作ってくれる。日本の製造業は振り回されているわけだが、負担がかかるものの対応せざるを得ない。新興工業国から追い上げられている日本の工業技術は、アプリケーション国との差を詰めたいところだ。が、まだこの面での能力に劣る▼もっとも、「オートメーション」という言葉がいろいろな分野で使われるようになれば、FA制御技術転用の領域が拡大するので歓迎すべきことでもある。市場が広がっていけば、メーカー、商社は対象販売先が増え、先行き明るい。景気変動に極端に左右され苦慮している現況が、10年後には笑い話になるかもしれない。