2010年わが社の経営戦略 新・次世代4WD事業を育成

09年度上期の販売実績は、世界同時不況の影響で前年同期比減販となったが、08年度下期と比較すると増販となっており、損益分岐点の引き下げで収益は大幅に改善できる見通しである。

地域別売上では全地域が落ち込んだが、中国が内需の拡大により急速に回復している。市場別売上では、携帯電話などのIT関連や車載分野の回復が著しい。

今年の見通しは、中国を除き09年度後半と同様の動きで推移するだろう。一方、太陽光発電やハイブリッド車、省エネ支援機器などエコ関連市場は確実に活況を呈するものと予想される。

当社の基本事業戦略は、コアコンピタンスの周辺拡大で、(1)三段構えの事業展開(2)三方位の市場展開(3)Global/Local戦略のBest
Mixである。次世代4WD事業で芽をふかし、機器用センサ・NEWコネクタ・MIPTECという新4WD事業を伸ばし、リレー・狭ピッチコネクタ・車載デバイスなどコア4WD事業で稼ぐ図式を継続する。

今年度の重点施策は、基盤事業(現4WD)の再強化としてコネクタ製造の再編・FA機器事業の一体化などの構造改革、変動原価低減・総費用削減・在庫圧縮などの体質改善活動を実践する。また、中国市場の徹底攻略と、新・次世代4WD事業の育成を推進する。

コネクタ事業は、海外生産比率の向上と国内工場の拠点集約で製造体質強化を図る。FA機器事業の一体化は、子会社のSUNXが事業を継承し新会社「パナソニック電工SUNX」を設立、ブランドを「Panasonic」に統合しグローバル展開を加速させる。

新・次世代4WD事業育成では、MIPTECの深耕、印刷・コーティング市場の開拓、エコトレンドに対し早期の需要刈取りなどを目指す。

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