安川電機は、テクニカルレポート「塗装工程全体の省エネ化と生産時間短縮に寄与する塗装システム~塗装用途ワーク供給装置兼ポジショナMOTOFEEDER TILTの開発~」を公開した。
従来の塗装工程はベルトコンベアでワークを流す方式で、これだと塗装中のワークの移動距離の確保や隣り合うワークへの塗料の付着を防ぐため、塗装ブースを大きくしなければならず、ブース内環境を整備するための空調コストも大きくなっていた。それに対し、MOTOFEEDER TILTはセル生産が可能で、ブース内は常にワークは1つとなり、ロボットの間隔を狭くでき、ロボットも中型ロボットで塗装できるようになり、ブースやロボットの小型化による空調コストの低減などができるようになることなどを解説している。