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ローム タイ工場に新棟建設 LSI後工程生産能力1.4倍に

ロームは、需要が拡大するLSI後工程の生産能力強化に向けて、タイの製造子会社である「ロームインテグレイテッドシステムズ(RITS)」に新棟を建設する。

2014年12月に着工し、15年12月に竣工する予定。

RISTに建設する新棟は、建築面積9600平方メートル、地上3階RC構造で、延べ床面積2万8800平方メートル。

新棟は、LED照明や高効率の空調設備の導入などで省エネ化に努めるとともに、洪水対策として、1階部分を3メートル嵩上げするなど、万全のBCM(事業継続マネジメント)体制を整えている。

ロームグループでは、これまで最先端かつ高効率の製造装置に更新することにより、生産能力の強化に取り組んでいるが、今回の増設でLSI後工程の生産能力が約1・4倍強化される。

今後も市場の状況をとらえ、生産能力の強化を進めるとともに、多拠点生産体制や在庫管理、設備の防災化などを徹底し、安定した供給体制確立に取り組む方針。