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室住設計 PLCを遠隔監視、メンテ可能なサービスを開始

電気設計の室住設計(神戸市中央区浜辺通4―1―23、TEL078―414―7413、室住孝一社長)は、生産設備のPLCを遠隔監視、メンテナンスできるサービスを開始した。サービス料金は年間24万円と専用ルータのリース料金。

従来、PLCにトラブルが発生した場合、担当者がいないと、原因の特定と復旧に時間がかかる上、サービス員を派遣してもらうなどコストが発生していた。

同サービスは、顧客の工場内に設置しているPLCと、同社のPCをLANで接続、プログラム内容を確認しモニターやデバッグを行い、顧客の設備の監視とリモートメンテナンスを行うシステム。

遠隔地から運転状況やデータ監視・分析、歪みや伸縮率などインフラの遠隔監視もリアルタイムで可能で、長期にわたるメンテナンスにも対応。このため、現地に人材を派遣する必要がなく、各設備の状態を事務所で把握でき、コスト削減に貢献する。しかも、運転状況が把握できることで、消耗部品の取り替え時期もわかる。

セキュリティ対策では、既存のネットワークを介在せず、KDDIのIP―VPN(仮想私設通信網)による通信接続を採用して安全性を確保している。

対応できるPLCは、三菱電機製、オムロン製、キーエンス製など。同社では、各種の展示会で同サービスをPRし、エンドユーザーや設備メーカーを中心にサービス展開を行っていく。