
太平洋セメントは、佐伯アッシュセンター(大分県佐伯市)内にフライアッシュ(FA)混合セメントの製造・出荷設備を新設し、同センターを輸出拠点として本格的に整備する。二酸化炭素排出量が少ない混合セメントの輸出を拡大し、カーボンニュートラル戦略を推進する。
新設備の年間製造・出荷能力は80万トン。2026年度までの中期経営計画期間中の出荷開始を目指す。これにより、既存の能力と合わせ、同社の混合セメントの総輸出体制は年間130万トンを超える規模となる。今後、主に東南アジア諸国で高まる需要を確実に取り込み、販売拡大を目指す。