東京メトロと鉄道総合技術研究所、日立製作所、三菱電機、NTTコミュニケーションズの5社は、5Gを活用した各種鉄道システムの実証試験を実施し、その有用性を確認した。5Gを活用したCBTC(無線式列車制御システム)の営業線における実証試験は、国内で初めての取り組みとなる。
実証試験は、東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅から後楽園駅間で実施され、パブリック(公衆網)とローカル(自営網)5Gを用いて、FRMCS(次世代鉄道向け無線通信基盤)を参照した鉄道用通信基盤のプロトタイプをフィールド内に構築し、鉄道の各種システムにおける5G通信の実用性を検証した。汎用性の高い5G技術を鉄道システムへ活用できることが示されたことにより、鉄道の維持管理コストの低減や、鉄道事業運営の持続可能性向上、さらには沿線住民の利便性維持・向上への貢献が期待される。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ja/pr/2025/pdf/0618-b.pdf