
太陽ホールディングス傘下で医療・医薬品事業を担う太陽ファルマは、タイ王国に新工場を建設し、2025年4月23日に竣工式を実施した。同社にとって医療・医薬品事業初の海外拠点となる。
新工場は、子会社であるTAIYO Pharma Asiaが運営する。日本国内で深刻化する医薬品供給不足の解消を目的とし、アジアの生産能力を活用して日本向けの医薬品を安定供給する。
工場は鉄骨造2階建てで、延床面積は2592平方メートル。日本の品質基準に適合する自動外観検査機や包装機を導入し、タイおよび日本のGMPを遵守する。まず日本向け医薬品の外観検査や包装、輸出を担い、将来的には多様な製品の受託製造を目指す。本格稼働は2026年12月を予定している。
https://www.taiyo-pharma.co.jp/ja/news/news20250424170000/main/00/link/20240424_01.pdf